工法概要
「マットレス工法」は、表層処理工法の一つで、支持力が不足する基礎地盤の表層または地中構造物の基礎の下に「パラリンク」と中詰材(砂、砂利または砕石など)を用いて立体的かつ盤状に組み立てた構造体(マットレス構造体)を設置することにより、盤状で剛性のある構造体を形成し、上部の構造物の荷重の分散およびマットレス構造体内のせん断抵抗を発揮させることにより基礎地盤を補強する工法です。
但し、沈下防止効果を期待することには注意する必要があります。
施工
![コンクリート擁壁](images/application_6-img1.jpg)
コンクリート擁壁
![ボックスカルバート基礎](images/application_6-img2.jpg)
ボックスカルバート基礎
![補強土壁基礎](images/application_6-img3.jpg)
補強土壁基礎
マットレス補強効果
![マットレス補強効果](images/application_6-img4.jpg)
- パラリンクの引張り力による引き上げ効果
- 中詰め材のせん断抵抗力によるせん断効果
- マットレス構造体内での荷重分散効果
フローチャート
![フローチャート](images/application_6-img5.jpg)