技術提案情報 -横断構造物とパラリンクの位置関係における平面割付標準-

横断構造物とパラリンクの位置関係における平面割付標準

BOX等の計画位置に敷網工法が重なる時は、BOX等とパラリンクと位置関係によって施工考え方が変わる。残留沈下対策のためプレロード盛土を行いつつ不足する安全率をパラリンクで補う設計等を念頭に置いて解説するが、適用範囲はこの限りではない。(斜めパラリンクは、BOXや橋台背面等、盛土境界部がセンターラインに対し斜めになるケース、プレロードの有無を問わず、適用する)

BOX等との接触を避けてパラリンク施工できる時

下図1~3における施工形状にて対応可能である。これらの方式は、プレロードの撤去時(BOX等施工時)にパラリンク出現せず、パラリンク切り取りの手間がない。

  • 予めBOX計画高より低い位置にパラリンクを施工する
  • 予めBOX計画箇所のみ低い位置にパラリンク施工し、周囲のパラリンク高とは縦断方向の緩勾配摺り付けによって調整を図る
  • 予めBOX計画箇所のみ低い位置にパラリンク施工し、周囲のパラリンク高とは摺り付けを行わず、直に段切りした形で平面出来高を達成する

BOX等の計画高とパラリンク施工高が重複する時

右図④のような施工形状では、プレロードの撤去時(BOX等施工時)にパラリンクが露出するので、パ ラリンク縦帯を切断する必要が生じる。

ただし、パラリンク切断した④の施工形状においては、下図左側のような平面出来高では敷網工法の補強効果として不十分な箇所が生じる。BOX等に沿ってパラリンク切断した箇所近傍には、BOX等と盛土との境界部の斜めのすべりが懸念される。下図左側のような平面出来高では、それらのすべりに対して定着長が十分とは断言できない。よって、このような場合は下図右側のような「BOX等に沿った斜めパラリンクを含む」平面出来高を達成する事を標準とする。切断されたパラリンクが定着長不足により張力発揮できないすべりに対しては、この斜めパラリンクが張力発揮する。

BOX等の計画高とパラリンク施工高が重複する時